【初心者向け】ソシオニクスとMBTIの違い!どちらを使うべきか?

目次

1. はじめに

(1)ソシオニクスとMBTIの概要

ソシオニクスとMBTIは、世界中で利用されている性格診断理論です。

まず、ソシオニクスは1970年代の旧ソビエト連邦で開発された理論で、人間の16のパーソナリティタイプと4つのサブタイプを提唱しています。これは人間関係や相性を考察し、より良いコミュニケーションを促す役割があります。

一方、MBTI(マイヤーズ・ブリッグス・タイプ・インジケーター)は、カール・ユングの心理学理論に基づき、母娘のイザベル・マイヤーズとキャサリン・ブリッグスが考案した性格検査です。これは16のパーソナリティタイプを提唱し、個々の傾向や能力を深く理解することで、自己理解やキャリア形成に対する洞察を得るのに役立ちます。

以下の表は、両者の性格診断モデルの概要を簡単にまとめたものです。

ソシオニクスMBTI
開発国旧ソビエト連邦アメリカ
提唱者Aushra Augustinavichiuteイザベル・マイヤーズ、キャサリン・ブリッグス
タイプ数16タイプ+4サブタイプ16タイプ
用途コミュニケーション改善、人間関係理解自己理解、キャリア形成

(2)性格診断の役割と目的

性格診断は、自己理解を深めるための重要なツールとなっております。自分自身の行動パターンや思考傾向を理解することで、自己効力感の向上や人間関係の改善、職業選択などの生き方における大切な意思決定に役立てることができます。

具体的な性格診断の役割と目的は以下の表の通りです。

役割目的
自己理解自分の強みや弱みを認知し、成長のきっかけを作る
人間関係の改善他者の性格を理解し、コミュニケーションをスムーズにする
キャリアの形成自分に合った職業を見つけ、生活の満足度を上げる

性格診断を活用することで、より良い人生を歩むためのヒントを見つけることができます。

2. MBTIの特徴と活用方法

(1)MBTIの理論と16タイプの概要

MBTI(マイヤーズ・ブリッグス・タイプ・インジケーター)は、心理学者のカール・ユングの理論を基に開発された性格診断法です。人間の個性を4つの心理的な特性軸(エネルギー取得源、情報処理方法、意思決定方法、生活スタイル)で評価し、各軸に2つのタイプが存在します。

具体的には、以下のような構成となります。

  1. エネルギー取得源:内向(I) vs 外向(E)
  2. 情報処理方法:感覚(S) vs 直観(N)
  3. 意思決定方法:思考(T) vs 感情(F)
  4. 生活スタイル:判断(J) vs 知覚(P)

以上の組み合わせから、全16タイプ(例:ISTJ、ENFPなど)の性格タイプが導き出されます。各タイプはその人の思考や行動の傾向を示し、個々の性格理解や対人関係構築に活用されます。

(2)4つの心理傾向軸と8つの心理機能

MBTIでは、4つの心理的な傾向軸があり、それぞれが二つの選択肢から成り立っています。具体的には、「外向(E) – 内向(I)」、「感覚(S) – 直感(N)」、「思考(T) – 感情(F)」、「判断(J) – 知覚(P)」という軸です。

これらの傾向軸を組み合わせることで合計16種類のパーソナリティタイプが生まれます。例えば、外向的で感覚的、思考型で判断的な人は「ESTJ」と表現されます。

また、MBTIではこれらの4つの傾向軸を基に、8つの心理機能(内向・外向の思考、感情、感覚、直感)があります。これらは個々の人格タイプがどのように世界を体験し、理解し、判断するかを示しています。

以上がMBTIにおける心理傾向軸と心理機能の基本的な解説です。これを理解することで、あなた自身や他人の行動パターンをより深く理解できるようになります。

(3)MBTIの活用例:キャリア形成、対人関係の理解など

MBTIは、個々の人格特性を理解し、それを活用することで一人ひとりがより良い生活や仕事を送れるように役立てることが可能です。

まず、キャリア形成についてですが、MBTIの16タイプは、それぞれ適性や好みが異なる仕事を示します。例えば、「ISTJ」タイプは詳細な作業が得意で、丁寧さを求められる職種に向いています。

また、対人関係の理解においても、MBTIは非常に有用です。人々が異なる思考や行動パターンを持つことを認識することで、他人の視点を理解し、コミュニケーションの改善につなげることができます。

以下に、MBTIの各タイプが向いている職種の例を示します。

MBTIタイプ向いている職種例
ISTJ会計士、弁護士
ENFPカウンセラー、コーチ

これらの知識を活用することで、自分自身や他人をより深く理解し、人生や職業選択における新たな視点を得ることができます。

3. ソシオニクスの特徴と活用方法

(1)ソシオニクスの理論と16タイプ+4サブタイプの概要

ソシオニクスは、心理学者オーギュスチン・アウシュラ氏によって提唱された性格理論で、16タイプと4つのサブタイプが存在します。各タイプは、情報代謝と相互理解を促す情報要素によって定義されます。

16タイプは以下のようになります。

  1. LII(INTj) 2. ESE(ESFj) 3. EIE(ENFj) 4. LSI(ISTj)
  2. SEE(ESFp) 6. ILI(INTp) 7. ILE(ENTp) 8. SEI(ISFp)
  3. ESI(ISFj) 10. LIE(ENTj) 11. IEI(INFp) 12. SLE(ESTp)
  4. LSE(ESTj) 14. IEI(INFj) 15. SLI(ISTp) 16. IEE(ENFp)

さらに、各タイプは4つのサブタイプ(ドミナント、クリエイティブ、ノーマル、ハーモナイジング)に分けられ、人間の振る舞いや価値観の違いを詳細に探求することが可能です。これにより、より深い人間理解と相互理解が可能となります。

(2)人間関係や相性を考察するためのソシオニクス

ソシオニクスは、人間関係や相性の考察に特化した性格理論です。人々の間の情報交換プロセスを8つの情報要素に分け、これらが相互に作用することで人間関係が形成されると説明します。

例えば、「楽観主義(+)」と「悲観主義(-)」の2つの情報状態を持つ情報要素「感情」を考えてみましょう。ある人が楽観的な情報を発信し、他の人がそれを受け取るという交換プロセスが、人間関係の一部を形成します。以下の表はこの交流の一例を示しています。

情報状態情報要素放出者受け取り者
楽観主義(+)感情人A人B

ソシオニクスは、このように具体的な情報交換パターンを描いて、人間関係や相性を深く理解するためのツールとして活用されます。

(3)ソシオニクスの活用例:チームビルディング、パートナーシップの理解など

ソシオニクスは人間関係や相性を考察するためのツールとして用いられます。特に、チームビルディングに対するアプローチとしての活用が見受けられます。

一つのチームが効率的に機能するためには、メンバー間のバランスが重要です。ソシオニクスでは各個人のタイプが影響を及ぼす領域を理解することで、どのような役割分担が最適化を促進するのかを探求することが可能です。

また、パートナーシップの理解にも役立ちます。一対一の関係性では、相性以外にも互いの価値観や思考パターンの理解が深まることでより充実した関係を築くことができます。それぞれのソシオニクスタイプの特性を把握することで、相手の行動理由や感じ方を理解する手助けになります。

一言で言えば、ソシオニクスは「人間関係の調和」を目指すための有効なツールと言えるでしょう。

4. MBTIとソシオニクスの相関性と違い

(1)MBTIとソシオニクスの共通点と違い

MBTIとソシオニクスは、どちらも個々の性格を16のタイプに分ける点で共通しています。しかし、その基本的な枠組みと考え方には違いがあります。

MBTIソシオニクス
基本理論カール・ユングの心理学社会行動心理学
分類方法4つの心理傾向軸を基に16タイプ分類8つの情報要素をベースに16タイプ+4サブタイプ分類
活用法自己理解、キャリア形成人間関係理解、チームビルディング

MBTIは自己理解やキャリア形成に重きを置く一方、ソシオニクスは相性や人間関係を重視します。また、MBTIは4つの心理傾向軸を基に性格を分類しますが、ソシオニクスは8つの情報要素を基に16タイプと4サブタイプに分けます。これらの違いを理解することで、個々のニーズに合った性格診断ツールを選択できます。

(2)MBTIとソシオニクスにおける各タイプの相関性

MBTIとソシオニクスは、共に16の性格タイプを持つ点で一致します。しかし、タイプの命名法や細部の理論が異なるため、一見すると全く違う性格分析法に見えるかもしれません。それぞれのタイプには相関性があります。例えば、MBTIの「ESTJ」はソシオニクスの「LSE」に相当し、MBTIの「INFP」はソシオニクスの「EII」に該当します。

MBTIタイプソシオニクスタイプ
ESTJLSE
INFPEII

しかし、これは一部の例であり、全てが一致するわけではありません。また、解釈や理解によって違った相関性を見ることも可能です。したがって、両者のタイプを単純に一致させるのではなく、それぞれの理論を理解し、適切に活用することが重要です。

(3)適用例:MBTIとソシオニクスを併用した性格診断

MBTIとソシオニクスの併用は、性格診断の精度を高めるのに役立ちます。MBTIは自己理解やキャリア形成に、ソシオニクスは人間関係の分析に強みを持っています。それぞれの診断結果を組み合わせることで、より詳細な自己理解や相手への理解を深めることが可能です。

具体的な適用例としては、以下のような場面が挙げられます。

【表1:MBTIとソシオニクスの併用例】

自己理解自身のMBTIタイプとソシオニクスタイプを比較し、自己理解を深める
対人理解他人のMBTIタイプとソシオニクスタイプを理解し、コミュニケーションを効果的に行う
チームビルディングチームメンバー全員のMBTIタイプとソシオニクスタイプを把握し、最適なチーム構成を考える

一方で併用する際は、それぞれの理論が異なる前提に基づいていることを理解し、適切に解釈することが重要です。

5. どちらの性格診断を選ぶべきか?

(1)目的に合った性格診断の選択

性格診断を選ぶ際の重要なポイントは「目的」です。まず、MBTIは自己理解やキャリア形成を目指す方におすすめです。例えば、自分の性格タイプを知ることで、適性な職種や働き方が見えてきます。

一方、ソシオニクスは人間関係の理解やチームビルディングが目的の場合に有効です。特に、パートナーシップや家庭内の人間関係改善に役立つとされています。

下表にそれぞれの特徴をまとめました。

MBTIソシオニクス
適用例キャリア形成・自己理解人間関係理解・チームビルディング
特徴自己の性格タイプに基づいた働き方の提案相性の良さや人間関係の改善

どちらの診断も自己理解や他者理解に役立つツールです。目的に合わせて適切な性格診断を選びましょう。

(2)両者の併用とその利点

MBTIとソシオニクス、両方を併用することには大きな利点があります。それぞれが異なる観点から性格を診断するため、より広範で詳細な性格分析が可能です。

例えば、MBTIは個々の思考パターンや行動の傾向を分析します。一方、ソシオニクスは人間関係や相性の観点から性格を評価します。これらを組み合わせることで、自己理解を深めるだけでなく、他者とのコミュニケーションやチームワークも向上させることができます。

MBTIソシオニクス
思考パターン/行動傾向分析人間関係/相性分析

したがって、自己理解や対人関係の改善を目指す場合、MBTIとソシオニクスの併用を強く推奨します。

6. まとめ

(1)ソシオニクスとMBTIの理解と選択のポイント

本記事では、ソシオニクスとMBTIの理解とその選択のポイントを詳しく解説してきました。

まず大切なのは、自分の目的を明確にすることです。MBTIは自己理解やキャリア形成に役立ちます。4つの心理傾向軸と16の性格タイプにより、自分の強みや課題を知ることができます。

一方、ソシオニクスは対人関係やチームビルディングに有効です。16+4のタイプで、人間関係のダイナミクスを深く理解することが可能です。

また、両者を併用することで、より詳細な自己分析や相性診断が行えます。これらのポイントを押さえて、自分に合った性格診断を選んでみてください。

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この記事を書いた人

自己啓発本やビジネス書など、年間100冊以上を読む運営者が古今東西の自己啓発をおまとめ。明日の自分がちょっと楽しみになるメディアを目指しています。

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